帯状疱疹ワクチン(予防接種)

内科外来のご案内

帯状疱疹は、ワクチンで予防できます。

 幼少期に水ぼうそうにかかったことがある人は、治癒後も体内の神経節にウイルスが潜んでいます。そのウイルスが免疫力の低下や疲労やストレスなどにより再び活性化し、帯状疱疹として発症します。

 幼少期に獲得したウイルスに対する免疫は年齢とともに弱まってしまうため、ワクチン接種で免疫を強化し帯状疱疹を予防します。

 予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、予防効果は高くなっており、発症した場合でも帯状疱疹後神経痛などの症状の重症化を予防する効果が期待できます。


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・帯状疱疹Q&A

Q:なぜ50歳以上なの?

A:50歳代から発症率が急激に高くなり、80歳までに約3人に1人が罹患すると報告されており、日本では50歳以上の成人を対象として厚生労働省により承認されています。

Q:帯状疱疹になるとどうなるの?

A:約2割の人は、3か月以上痛みが続く帯状疱疹後神経痛になるといわれています。顔面に症状がでたり、目や耳の神経が障害され、めまいや耳鳴りといった合併症がみられることもあります。日常生活に支障をきたすほどの、激しい痛みがでることもあります。

Q:水ぼうそうにかかったことがありませんが接種できますか?

A:かかったことのない人は、体内に水痘ウイルスが潜伏することはないので、帯状疱疹予防のためのワクチン接種は必要ありません。しかし、大人が水ぼうそうにかかると重症化しやすく、髄膜炎や脳炎などを起こし重い後遺症を遺すリスクもあることから、水ぼうそうの予防接種をおすすめいたします。

Q:水ぼうそうにかかったかどうかわかりませんが接種できますか?

A:水ぼうそうにかかっても症状が出ない場合があり、この場合も帯状疱疹になる可能性があります。抗体検査をして調べることもできますが、時間と費用がかかりますので、一般的には免疫を確かめることなく、ワクチンを接種しても差し支えありません。

Q:健康診断と同じ日に接種できますか?

A:健康診断受診日の1週間前までにご予約いただくと、健診当日に接種していただけます。

・帯状疱疹ワクチンの種類(50歳以上の方が対象です。)

ワクチンは2種類からの選択になります。お気軽にご相談ください。(TEL:072-460-1122)

生ワクチン(ビケン)


不活性化ワクチン(シングリックス)

\8,800(税込)
費用
2回で\44,000(税込)
1回
接種回数
2回
50~60代 60~70%
発症予防効果
50代97% 70代90%
約5年
発症予防期間
約10年

副反応

13~44%
注射部位腫れなど
26~78%
1.5%倦怠感・筋肉痛 倦怠感・筋肉痛
40%

発熱
18%

嘔吐・腹痛など
13%
・37.5℃以上の発熱がある
・重篤な急性疾患にかかっている
・過去にこのワクチン成分でアナフィラキシーを起こしたことがある
・妊娠している
・透析中
・悪性腫瘍治療中
・副腎皮質ステロイド剤や免疫抑制剤の内服や注射を使用中
接種できない方
・37.5℃以上の発熱がある
・重篤な急性疾患にかかっている
・過去にこのワクチン成分でアナフィラキシーを起こしたことがある
・医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方

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